「島」が面白くなかったのは、何でだろう。
翻訳の力量もあるが、どうもそうではない。
一種の文明批評としてパラというこの小説の舞台空間、島が描かれている。
それだけつまり設定で終わっている、
それでは足りないし、人物も魅力的ではない。
というより
まだ設定中だけで、物語の機能をしてない。
作者ハクスレーは物語には関心が足りなかったようだ。
別にこういうことはよくあるが…
中途まで読んだからとか、相性の悪い文学との距離の取り方、やめ方が難しい。
何かすっきりしない気分でしょう。こういうの。
しかし
無理に読み進んだところで、だめなんだから、
やっぱり辞めるべきなのが正しい。
突然、そんならと図書館で
プーシキン全集を借りる。
しかし、こういう作家を手に取っただが、どうやって読んだらいいのかのガイドもない。
そういうのさ、時々あればいいのにと思う。