1970年代の手塚治虫や小松左京など、ほとんど亡くなってしまった方々との対談集、
「マンガのあなたSFのわたし」。
それから、1980年代の、こちらも方も半分くらいお亡くなりの方だが、
「コトバのあなたマンガのわたし」を続けて二冊読む。
今年の刊行本だが、これくらい年月が過ぎると逆に新鮮。
対談相手との内容から、
萩尾望都という漫画家の特異な才能と魅力が見えてくる。
そんなことから
随分前に読んだ「百億の昼と千億の夜」を
読み直してみた。
少年漫画と少女マンガの中間領域が
この作家だけど、SFという要素も重なり合う。
再読すると、絵の見事さにあらためて感心させられる。