2009年10月25日日曜日

ガルシア・マルケスの娘、「精霊たちの家」


表題には書いたがガルシア・マルケスの「百年の孤独」、
飲んだことあっても…読んだことない。
                あれは、宮崎の焼酎か…。

この本を手に取るきっかけは、丸谷才一の「女たちの小説」。
ここで紹介が明快でもう読みたくなった。
そこに南米文学の第一人者マルケスとこの本の作者、イザベル・アジェンデの
ことが記されている。
なるほど、本家を読んではいないが,「型」
として使っている気もする。同じような一族の家族の年代記。
これだけで、まねたと言われたら、確かに腹を立てるかもしれない。
これは丸谷才一が指摘するように、女系の家族の脈々と流れ、
であり、その血の濃さの魅力だ。

ここで描かれる不可思議なマジック、それも南米的気配だろう。
この本、
池沢夏樹の個人編集した世界文学にある一冊。
(今何をどう選んで世界文学を選ぶのか?
という方もかなり好奇心がわきますけど…)
ここにある「精霊たちの家」の紹介文も丸谷才一とは違って興味深い。

これを原作にビレ・アウグストが映画化したとか。
メリル・ストリープ、ジェレミー・アイアンズ、ウィノラ・ライダー、
アントニオ・バンデラス…、そうかこれも知らなかった。

機会があったら見てみたい。

2009年10月18日日曜日

「陰日向に咲く」



タレント本?

恐る恐る開けば、なかなか読ませるたいした才能だ。
しっかりと書き下ろしの小説。

お笑い芸人と簡単に思っていたが,いつの間にやら
TV画面のバラエティは
…リーマンショックもあって
予算なしのせいもあって、
お笑い系のモノどもばかり。


気がつけばイケメンかお笑いだけ。

そのカテゴリー。
量となれば質がでるのは常のことか。
お笑いが隠れ蓑。
この著者もその一人か。
対談で驚くべき話術だと感心したが、これを読んで納得した。

2009年10月15日木曜日

川上弘美に唸る-「古道具中野商店」



数年前に友達から貰った「センセイの鞄」。
市川準の短編映画のようだと思った。

今回、何冊か読み始めたが,
この独特な世界観は見事だ。
こういう雰囲気が作れないからストーリー主義に走るんだろうな
と思った。

2009年10月5日月曜日

「葦切り」



先きに亡くなった庄野潤三
長谷川潔の版画が文章にあっています。