2012年1月27日金曜日

「オードリー・ヘプバーンとティファニーで朝食を」

原題が「FIFTH AVENUE,5A.M.」

この大女優が創ったホリー・ゴライトリーという女性像について
のルポのような本。

カポーティのことや衣装担当のイーデス・ヘッドなどを登場させ、
どのようにこの作品が出来たかのかを描いている。
ただし、ドキュメンタリー路線よりも
    テレビ番組のようなスタイルだ。


冒頭ティファニーの前でかじりつく
デニシュ・ペストリーが大嫌いだったというのがおかしい。
コーンにのっかったアイスクリームでは?
という提案を
ここは朝食なのだという監督のブレーク・エドワーズ。

それにしても映画というのは不思議だ。
これがエリザベス・テイラーでも、イーデス・ヘッドの衣装でも
この作品は上手く行かなかっただろう。

1960年オードリーというスターの新たなイメージに皆が魅了されたのだ。
今見ても十分楽しめるのは、名画の証だろう。

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