コンサートにはたまにしか行かないし、クラッシックもそれほど聞いている訳ではないので、
どうかなと思ったが、おもしろかった。
とにかく二人の対談を読んでいくにつれて、音楽がわかったような気になる。
ここまで「わかった」ようにさせてくれる本があるんだろうか?
素人と言いながら村上の愛好家ぶりはなかなかすごい。
異常だ。
だから、小澤との間で立ち上がってくる世界がある。
五線譜の記号、楽譜を読み込む小澤は、マーラーの曲を例えたりしない。
この楽譜を読むという行為がどんなものなのか、
さっぱり想像できないが、純粋に音楽というものがあるのかもしれぬと思えた。
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