2008年2月14日木曜日

AldoRossi disegni 1990-1997

アルド・ロッシ。

このイタリア人の建築家は、
「建築家」としては必ずしも好きではない。
ドローイングやスケッチを描く人としてとても好きだ。


それは「建築」が3次元の産物であり、

「絵」の方が2次元だからだろう。

これは平面のマンガと
それをフィギュアにしたもの

あるいは、
「文学」とそれを原作にした「映画」のような関係に似ている。

現実化すると、自分が想像していたものと、
たいていはずれている。

色は確かに同じだが、
ここはもっと軽い質感でないと、

    …たいていこうなってしまう。



「建築家」という意味は、イタリアと日本。
また、例えば韓国とはかなりその領域が違っている。

たぶん急成長が停まらない中国では、
相当建築家という職業の内容も異なるだろう。

アルド・ロッシの絵がいいのは、
こんな場所に
こういう夢のような建物があったら…
という子供の夢想。

      この感じがいいのだ。




彼のドローイングを見る時に
そんな幼児期の感覚がふと、蘇るところが好きだ。

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Aldo Rossi: The Sketchbooks 1990-97

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