2011年10月30日日曜日

「紙の民」サルバドール・ブラセンシア

まずこの本は、装丁がいい。

なにしろ紙が主役であり、コンセプトなだけのことはあります。
本のガバーを剥がすと、裏面にもテキストの原文が印刷されている。
それと、おもしろいのは、
帯の宣伝文がじつは表紙に折り返してあり、カバーと一体になっている。
いいアイディアだ。

それからテキストのレイアウト事態が各章ごとに
大きく変化する。
このようにマルチになったり、
ページにシンボルが入り、テキスト文を隠したりと
かなり激しく変わる。

内容?

マルケスの「百年の孤独」を三年繰り返して読んだというだけの
ことはあります。




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