この作家もデビューからそれほど離れずに読んでいる。
本の見出しにある、グレゴリオ聖歌を歌うザトウクジラの発見と、少年の冒険の旅、
という言葉で、勝手に
村上龍版の「海辺カフカ」とも想像。
読み始めると、冒頭は山上たつひこの「光る風」、
それに続く展開に、大友克洋の「アキラ」が重なってきました。
性と生を管理する管理社会の未来を描いた反ユートピアの世界。
そこをめぐる少年の話は、
どうも「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を
思い出してしまいました。
個人的には、
「コインロッカー・ベイビーズ」がやはり毒があっていいです。
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