2011年4月1日金曜日

「王のパティシェ」ストレールが語るお菓子の歴史



パリにある1737年創業のお菓子の店、ストレール。
その創業者にニコラ・ストレールが82歳の晩年に記した日記だ。

14歳のとき王位を追われたポーランドの大公の厨房で働くこととなったが、
このスタニスワム大公が実に大変なる食道楽。

しかも自らの思いつきを実行させる。

モンテーニュ曰く、食道楽など七つ大罪のひとつ
と教えられていた時代、そんな大公に気に入られたおかげで
それは罪ではないと教えられた記す。

この日記が、ちょっとパトリス・ルコントが撮っても良さそうな映画みたいだ。
そう感覚的な、アメリカ的じゃないフランス映画だ。

レシピの日誌なのにやはりフランス人がやるとこうなるのか、とも感心。

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