なるほど、「悪童日記」は新鮮な面白さだ。
しかし、
その続編の、「ふたりの証拠」も、
その後の「第三の嘘」。
続編でありながら、全く異なった更新の仕方をされて行く。
ふつう、続編は続くものだがそうだはない。
そうではないところに、不思議な魅力がある。
作者は、この物語を描かなければならない体験をする。
国境の近くの町が、ドイツ軍に支配され、それを追い出した
ソビエトが居座る。
そのためか、「英国王給仕人に乾杯!」を思い出し、
中欧の、よく知らない光景が浮かんでくる。
世界には実に才能ある作家がいるものだ。
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