パリにある1737年創業のお菓子の店、ストレール。
その創業者にニコラ・ストレールが82歳の晩年に記した日記だ。
14歳のとき王位を追われたポーランドの大公の厨房で働くこととなったが、
このスタニスワム大公が実に大変なる食道楽。
しかも自らの思いつきを実行させる。
モンテーニュ曰く、食道楽など七つ大罪のひとつ
と教えられていた時代、そんな大公に気に入られたおかげで
それは罪ではないと教えられた記す。
この日記が、ちょっとパトリス・ルコントが撮っても良さそうな映画みたいだ。
そう感覚的な、アメリカ的じゃないフランス映画だ。
レシピの日誌なのにやはりフランス人がやるとこうなるのか、とも感心。
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