15人の、古今の日本作家の短編集を手に取る。
こういうのはとにかく読みやすい。
しかも
安西水丸画伯のカラーのイラストが差し込まれている。
ちょっとやり過ぎくらいに感じるのは、
最近の本離れに少しでも引き寄せようとの努力か…
短編アンソロジーは、
一つ一つ小説の共通する感覚がポイントだろうと察する。
ベクトルが違った編集だと、いい作品でも
不協和音。
川端康成の娘から片腕を一晩借りる話、
三島由紀夫の別れようと言いたいが為につきあう若い恋人のその顛末など
伊丹十三と深沢七郎…、ふだんなら
手に取らない作家が新鮮で面白かった。
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